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流離サラリーマンブログ

エジプト紀行 その3 最終章

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エジプト紀行 その3 最終章


グリュース ゴット (ドイツ南部とオーストリアで使われる挨拶。バイエルン語のこんにちわ)


前日ツアーをリタイヤし、十分な休息を取った息子も万全に復調して、今回のハイライト~。
いよいよアブシンベル、カイロ観光の始まりです。


 
 
見えてきました、ナイル河の一部分でもある国境のナサル湖(向こうは異国スーダン)、
我々が後ほど観光するアブシンベル神殿、手前に見える小山の向こう側の斜面を削ったとこにあります。



 
またも、旅のおさらい(ちょっと何度もしつこいか、今日はアブ/カイロ編よ)



おお~、これこれ

神殿横のシンボル。昔からいろんな本、テレビ等で見た像。ようやく実物にご対面~、これは感動。
しかし、月日とともに風化が進行し、左から二番目の人、上半身が崩れてますね。
日本みたいに補修作業せず、敢えて人工的な手を加えないのが彼ら流の歴史、文化の継承なのかな。。

 
 
さっきの座った4体とは別に、神殿横の逆側にも4体。守衛さんのような役割で凛々しい立ち姿。
(へえ~、これは知らんかった)






神殿前の広場を南に歩けば湖のほとり。水の景色を見ると無性に旅情が高まります。
その後、半日弱の観光済ませ、夕刻に飛行機でカイロに戻りホテルへ。夜は自由行動。






カイロ、、.。船に宿泊し続けたあとの久々な都会の夜。
我が家の夕食は旅行者向け歓楽街にある、アメリカ母体チェーン店Hard Rock Cafe!に出かけ、
ベークドポテトスキン(皮付きイモにベーコン,オニオン,チーズなどをトッピングしたやつ)を皮切りに、
ステーキ、ハンバーガーなど大好きなアメリカ三昧の食事で旅の疲れを癒せましたね。



 
夜が明け、いよいよ最終日はカイロ近郊の観光。
(有名なカイロ街中のモスク)



<エジプト考古博物館>
王家の宝石や金色のツタンカーメンの棺桶、仮面など、貴重な展示物を拝見。まあすごい人だかり、今時でいうと完全な3密じゃん。しかもクソ暑いし
(この頃、残念ながら内部の写真撮影厳禁)


 
そしてようやく一番の目的地。ギザのピラミッド群を見学。
ちょっと砂が舞ってて霞んでますね。
 (英語ガイドさん。バスの中でピラミッドガーデン!と何度も連呼してたな、それは鮮明に今も覚えてるぞ)
 


いやあ、スケールの大きさに驚嘆。
 
いったい何万人の人々が何十年かけて作ったんだろ?感心と感動。
自分、妻、息子も、みんなしばらく言葉を失ってました。。




 


アップすると何を撮ってるか、わからんくらいデカい。
似たような大きさの岩を運んできて、大した機械もなく、簡素な道具や手で積み上げてたんでしょう。
我々ツアー御一行はピラミッド内部に入場、奥の通路を進み、なにやらの墓跡も覗きに行きました。ここも残念ながら撮影は一切禁止。
 
内部は急な階段や斜面をロープ持ちながらの昇り降りで、ハアハアぜいぜいの結構なハードワークでした。





 
 
↑ これも教科書でよく見た光景。が、まあ左手前方のスフィンクス君が貧相なくらい小さくて、ある意味で感嘆。

しかも、鼻が完全にもげ落ちてて顔が平面的でしたよ。
(梅毒患者じゃあるまいし・・・・、って、スミマセヌ、ふざけちゃかんね)


風化、劣化をそのまま皆が大事に見届けてるんですね。







さておき、やはりギザ地区のピラミッドガーデン。
「これ、現実なんだよな?」と疑うくらい、絵に描いたような景色に圧巻でした。
 
「実はでも、写真撮ってる自分のすぐ後ろって。都会の高層ビルやら、バーやファーストフード店がゴチャゴチャ並び、喧噪的な街なんですよ」(と、興醒めなネタバレをしてみる)

そしてカイロ観光を終え、この旅の最後の晩餐です。

 
中華やら和食レストランも見かけてたんだけど、昨夜と同じアメ食の魅力で、
またもやHard Rock Cafe!(笑)
前夜に選び切れなかったピザ、フライドチキン等々を今夜はオーダーし家族で満悦、旅の最終夜を過ごしました。
ちょうどこの日は、大晦日&新年Happy New Year をカイロで迎えた忘れがたい思い出での夜でもあります。





 
(部屋で家族で、明けましておめでとう言いながらケラケラ談笑し、就寝)

翌朝、旅の7日目か、早朝にカイロ空港.。

みんなでガイドさんに、ハッピーニューイヤーとお別れの挨拶をし、
飛行機乗って我が国ドイツ。ひとまずフランクフルトへ到着。
空港に着陸するなり機内はツアー仲間とそれ以外の旅行者らも加わりみんなで拍手喝采。
 
飛行機乗務員への感謝もさることながら、
長きの旅を終え、彼らが恋しがってた固くて酸っぱいドイツのパンをようやく本場のお国で食える嬉しさあまり、つい盛り上がって。と連中は言ってました。



ならば、さしずめ我が家は天ぷらうどんに焼きソバか、早く食いてえよなあ、、

なんて言いながら更に飛行機乗ってミュンヘンの家路につきましたとさ。


以上、これにてエジプト3部作のレポートを終えます。ご愛読ありがと、です。

 
追伸:
それから数週間後、息子が日本で高校受験。その後はめでたく入学で3月から妻と息子の日本帰国が決まり。

我が家にとって、ついに初の離散生活を送ることとなりました。

 
正直寂しく、ちょっと不安な気持ち皆それぞれが抱きながらも、

この先の未来への期待をより強く持ち、新たな船出のために。


離れてても、僕ら家族の結束力はいつまでも不変だという自負もあるし。
そんな前向きな気持ちを持たせてくれた、かけがえのない思い出ある旅でした。


 

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コメント

1. 無題

エジプトシリーズ三編とも、おみごと。
こいつはタダモノではないぞ、これが素直な感想。

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